筑波大学 / Digital Nature Group
Microfluidic platform using focused ultrasound
空中超音波で液滴をジャンプさせるマイクロ流体操作基盤を開発
撥⽔メッシュ上に置いた液滴に対して、超⾳波を集束させて位置を制御することで、液滴の動きやジャ ンプを制御するマイクロ流体操作基盤を開発しました。この基盤上では、複数の液滴の並列操作、合体、 分割などの基本的な操作が可能であり、また化学や⽣物学等の実験への応⽤の可能性が⽰されました。
We have developed a microfluidic manipulation platform that controls droplet motion and jumps by focusing ultrasonic waves on a hydrophobic mesh. On this platform, basic operations such as parallel manipulation, merging, and splitting of multiple droplets are possible, and the possibility of application to experiments in chemistry and biology was shown.
Low Vision Boxing (joint project)
Low Vision Boxingは、弱視者がボクシングにおいて直面する課題を発見・解決し、スポーツアクセシビリティを拡大するように設計された新たなボクシングデザインの提案です。当事者へのヒアリングを行いながらプロトタイプ開発を繰り返すことで、当事者にとって有用なボクシングデザインを実現しており、弱視者でも相手の位置・手足の動きを把握することが可能になりました。
Low Vision Boxing is designed for visually impaired individuals. It allows them to detect opponents’ positions and movements in boxing.
NodeShift
非接触技術の一つである音響浮揚は様々な領域で利用されています。浮揚体を操作するにはフェーズドアレイの位相を制御する、もしくは反射型メタマテリアルを用いる必要があります。反射型メタマテリアルは空間光変調器のアナロジーです。浮揚体の平行方向の移動はそのメタマテリアルの移動によって実現するが、反射板視点における軸方向の移動はこれまでに実現されていません。本研究では、浮揚体の軸方向の移動を実現するために、サブ波長の音場を制御する反射型メタマテリアルを提案します。これはトラップポイントが反射板から反波長ごとに作られる性質を利用しています。半波長の整数倍の高さをもつ三角柱を反射板に取り付けることで、その高さだけ浮揚体を上下できることが示されました。このシンプルな反射板のデザインは音響浮揚における反射型メタマテリアルの可能性を押し広げるでしょう。
Yusuke Koroyasu, Daichi Tagami, Takayuki Hoshi, Yoshiki Nagatani, Ochiai Yoichi, Tatsuki Fushimi
Digital Nature Group Project Page
Publication
Koroyasu, Y., Tagami, D., Hoshi, T., Nagatani, Y., Yoichi, O., & Fushimi, T. (2021). Reflective acoustic metamaterial for dynamic axial sub-wavelength field control in acoustic levitation. The Journal of the Acoustical Society of America, 149(4), A80–A80. https://doi.org/10.1121/10.0004580
星貴之, 頃安祐輔, 伏見龍樹: 定在波浮揚におけるノード間遷移手法の検討, 非線形音響研究会資料, 21-5, オンライン, 7 月 12 日, 2021.
Auditory-centered Vocal Feedback System Using Solmization for Training Absolute Pitch without GUI
絶対音感訓練を目的としたGUIに依存しない音名唱法を用いたボーカルフィードバックシステム
Nozomu Yoshida, Kosaku Namikawa, Yusuke Koroyasu, Yoshiki Nagatani, and Yoichi Ochiai. 2021. Auditory-centered Vocal Feedback System Using Solmization for Training Absolute Pitch without GUI. In INTERACT 2021 Full Papers (INTERACT ‘21). (to appear)
兵庫県立加古川東高校在学中
微小重力空間における流体制御技術の開発
2015年12月 京都産業大学益川塾第8回シンポジウムにて「濡れ性を利用した商品開発」を発表、益川塾頭賞を受賞
2017年3月 第7回つくば中高生国際科学(サイエンス)アイデアコンテスト第3位(Japanese,poster)
2017年3月 第13回日本物理学会Jr.セッション2017優秀賞
2017年8月 第41回全国総合文化祭自然科学部門にて「微小重力下での濡れ性を利用した管内流の制御」を発表。物理部門で優秀賞をを受賞
2017年8月 平成29年度SSH生徒研究発表会にて「微小重力下での濡れ性を利用した管内流の制御」を発表。文部科学大臣表彰(最優秀賞)を受賞。
2017年8月 平成29年度SSH生徒研究発表会における文部科学大臣表彰について神戸新聞()掲載
2017年9月 平成29年度SSH生徒研究発表会における文部科学大臣表彰について高校生新聞9月号掲載
2017年12月 加古川市より平成29年度SSH生徒研究発表会における文部科学大臣表彰を受けて平成29年度さわやか賞を受賞
2017年12月 兵庫県より成29年度SSH生徒研究発表会における文部科学大臣表彰を受けて平成29年度第1回「ゆずりは賞」受賞