sound bugs

小さな虫を模した小型振動モーターが様々なマテリアルの物体を不規則に飛び回り、奇妙な音を奏でる

invisible

Technical & Creative Direction, Music, CGを担当


Concept

オンラインでも「ライブ」はできるのだろうか。

配信ではメディアの制約により、我々の目に届くまで多くの障壁が存在する。結果として、私たちが味わえたであろう「何か」が失われてしまっているように思われる。

我々は今回のダンス公演の中で、様々なアプローチを用いて、ダンス作品の要であるダンサーの身体や動きを見つめ、ステージの本質を追求する。それを通して、視聴体験の可能性、配信のあるべき姿を模索していく。

雫の形

天気の悪い日には雨が地面を打ち付ける音に儚さを感じたり、川のせせらぎに癒しを求めるように、私たち人類は「水の音」の効能を求めている。そのような効能に基づき、水の音は効果音や環境音楽で利用されている。それらはサンプリングによって実現されている。水の音はこれまで制御不能なものであった。この音が楽器として成立すれば現在の音楽シーンはどのような変貌を遂げるだろう。

本作品では、水の音の中でも水琴窟に注目した。水琴窟は地中に埋められた甕の中に雫が打ち付けた音を利用している。水琴窟は江戸時代から庭園に作られ初めたが、メンテナンスの困難から古典的な水琴窟は減少し、伝統を破る形で多岐にわたる改良が施されている。本作品もその一つで、液滴供給機をMIDIにより電子的に制御して雫の音を響かせている。そこには計算機上の質量のない音ではなく、生が感じられる音が発せらている。。

障壁に空いた窓展 (ディレクション)

筑波大学でのデジタルコンテンツ表現演習2020(担当教員:落合陽一)の作品展のディレクションをおこなった。新型コロナウイルスにより、自分と見つめ合う時間が増え、コロナ以前の価値観が更新されて新しい生活様式が形成されつつあります。人生の中でこれ程までに社会における価値観は貴重な機会で,非常に興味深いと感じています。「障壁に空いた窓展」では学生の視点からこの変化を分析し、新たな価値観をウェブ上の作品という形で表現しました。

ピンポン (演出・機材協力)

会場: アートギャラリー T+ (筑波大学構内6A棟2階)

会期: 2020年12月7日~10日(各日16:00~18:00)

ディレクター: 松浦妃那

演出・機材協力:頃安祐輔 浪川洪作 大森春歌

「みているのは誰」

コロナの影響を受け、展示会場に入り作品をみることができなくなったT+。展示会場内のパフォーマーが前を通る歩行者に「ピンポン」と音を鳴らして空の展示会場の存在を伝えることで、そもそも展示会場とは何であるのかを問いかけます。

7seg display

 2019年5月20日~6月2日に筑波大学平砂宿舎9号棟にて実施された「平砂アートムーブメント」にて展示しました。LEDテープを用いて高さ70cmにも及ぶ大きな7セグメントLEDを製作し、数字を最小要素としてもつ映像表現を探究した。

 この作品はアインシュタインが量子力学を批判する際に用いた「神はサイコロを振らない」という言葉をベースに、数字に対する畏怖を感じさせるような作品を制作した。抽象化された物理法則の中からある具体的な値(境界条件、初期条件)を与えることで現象が具体的に取り出される。深い霧のかかった森の中で、神がこっそりと物理現象を決めていく様子を表現した。

 また、映像のようなハイコンテクストなものはもちろん表現力が高い。一方で照明のような様々な種類を持ちつつも、照明単体では意味を為すことは困難である。この中間的な存在であるのが今回の作品である。数字を最小要素とすることで、単純な点灯パターンの中にコンテクストが付与される。


展示

・平砂アートムーブメント(2019.5.20~6.2): 「神はサイコロを振らない」

演出イベント

・Launch Party @frog(つくば市)

ゆらぎ

ダンサーの表面で捻られ動き回るディスプレイ。それはダンサーの表現の「アンプ」としての役割を果たし、ダンスを従来の表現の制約から解き放つ。


演出イベント

・ゆらぎ Part02 #光る衣装とダンス

・岩壁音楽祭「Intrinsic」

・Launch Party @frog(つくば市)